アイテールでサムシングブルーを
アイテールとはラテン語で「清らかな空気」を意味する言葉であり、同じ音訳のギリシャ語では天から注ぐ光輝でもあります。
大きな喜びがあるシーンで用いられるものとして、結婚にもなぞらえられます。
200年ほど歴史のある西洋の習慣に、サムシングフォーというお守りがあります。
アイテールの不可侵な輝きは、一生涯幸せを見守るようにと願いを込めて結婚式での宝飾品にも仮託されるのです。
サムシングフォーとは、新しいもの古いもの借りたものそして青いものを意味します。
それぞれの表す意味を見ていくと、結婚に当たって女性に注がれる親族友人の願いが見えてきます。
家族の絆を忘れない古いものや、門出を祝う新しい衣服などです。
それから友達から幸福をお裾分けする借りたもの、サムシングボローも重要。
そして青いものが意味するのが、永遠に変わらない夫婦の信頼です。
青は、西洋では尊い色合いとして尊重されました。
古くは貴族しか使えない色だったのです。
サムシングブルーは、嫁ぐ女性の幸福を祈るとともに身上を示すものでもあったようです。
サファイヤなどの青い宝石は、上質なものほど高額です。
結婚するときにきちんとした家庭からやってくるという証明に、そして結婚した後もいざ生活に困らないように財産の一部を装飾に託しました。
同時に青のさえわたった色合いはまさに天の光、アイテールであり幸福と不変の象徴です。
門出を迎えた女性の永遠の幸福を祝うのに、これほどふさわしい贈り物もないでしょう。